大阪の総合整体学校【ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院】

経営面、代替医療業界に関するQ&A

接骨院(整骨院)と整体院の差は?

よく混同されるのですが接骨院(整骨院)は脱臼や捻挫の専門職で保険治療ではこれらの施術に限られ、それ以外の症状の保険治療はできません。整体院は現金医療ですが様々な手技があり治療範囲も腰痛・肩こり・五十肩から自律神経症状、慢性内臓疾患、変形性関節症、婦人科疾患・・・と、多種多彩な治療レパートリーを有しています。ただ、前者は国家資格なので一定の学力を有していますが、後者は民間資格ですので1-2ヶ月の短期学校もあれば2年以上のしっかりと学力を付けられる学校もあり、学生や患者さんに戸惑いを与えているのも事実です。整体業界の一員として、凛として学力を付けた整体師を要請する必要が我々教育者に課せられています。

整体と鍼灸や接骨院ではどっちがいいですか?

どっちがいいかは、目標や価値観・好き嫌い等によって異なるでしょう。ただ私自身の主観では、もし次生まれ変わるとしても絶対に「整体師」を目指します。なぜなら手技一本で患者さんを治療していく方法を研究-開拓していく事が非常に面白いからです。

廃業率は?

全面的な廃業は3例ほどですので非常に低い確率です。廃業の事由はは持病の悪化が一件、経営不振が2件です。出産などにより一時的休業はいくつかありますが、大概その後復帰しています。

卒業生の成功例は?  実際の状況はどうなんですか?

何をもって「成功」とするかの尺度や価値観はそれぞれ異なりますので一概に言うのは難しいですが、前項の「廃業率」から想像するならばJHSC卒業生は廃業率が非常に低いので、この不況下での経営は大変でしょうが皆さん充実感を持って整体院経営に励んでいると思います。あえて一つ成功例を申し上げれば、リピーターや口コミ紹介の患者さんばかりで1ヶ月以上先まで予約が詰まっていて、そのほとんどが医療系の患者さんばかり(過当競争に巻き込まれていない)・・・という卒業生の整体院もあります。
 実際の状況は細かいところまで精査しにくいので難しいですが、やはり長引く不況/デフレの影響-過剰に増えた接骨院や整体サロンチェーン店による過当競争合戦などに巻き込まれそうになったりで大変な面もあるようです。しかし皆結構頑張って患者さんを獲得しているようです。

カイロとオステの差は?

「カイロは神経と筋肉」に「オステは血管と内臓」に注目した手技が多い・・・がよく言われているカイロとオステの差だと思います。逆に同じ点は「手技で身体を刺激し自然治癒力を回復させて患者さんの愁訴を改善させる」という概念です。ですから上記の差もそれ程大きいものではないと思います。逆に両者ともメディカル医療の薬や放射線・手術などとは一線を画する代替医療だと思います。

マーケティングの仕方は?

JHSCでは他院のどこでもしていそうな単なるマッサージ的な整体手法では他院との過当競争に巻き込まれ、整体院経営が難しいと考えています。ですからJHSCの独自性を強調した他院では真似のできない「診察力・治療力・テクニック」で、バラエティーに富んだ患者層(顧客層)を獲得出来る様に指導しています。
 その他のマーケティングでは、イベント企画、町内会へのアピール法、企業契約、雑誌媒体の活用、HPのリンク・・・
 その内容は多岐に渡りますので、具体的な内容はお問い合わせください。

開業するのに家族が心配しているが?

ご心配されるのはごもっともだと思います。
大切なことはそのご家族の反対の意見を全部聞くことです。出来れば箇条書きにしてまとめるといいでしょう。そうしてその反対意見の一つ一つに対して対策案を考え、分からなければ我々JHSCも含めた誰かに聴いたりネットで調べたりして戦略-戦術を練っていく事です。そしてその次に重要なことはその対策案を家族にプレゼンして納得を得ることです。そして協力を得られるようになればもっといいでしょう。最後に重要なことは、それらを実際に行動に移すことです。
「こんなんするのメンドクサイな」と思うことから実行することが、成功の秘訣だと思います。それを後回しにすればするほど後手後手に回って不成功に終わることが多いようです。
「なせばなる、なさねばならぬなにごとも、ならぬは人のなさぬなりけり」上杉鷹山

整体と医療行為との差は? 整体って違法ではないの?

医師法や薬事法に規定されている医療行為(投薬・手術・診断・放射線など)は医師しかできません。そして代替医療である「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」の様な代替医療に関する法律に記載されている手技(例えばハリをさすなど)も整体師はできません。これら以外の手技は「有効無害」かつ「公序良俗に反しない」手技については「営業の自由」という憲法の規定によって施術は認められています(最高裁S35年判例)。
硬く言えば医師であろうが整体師であろうが「患者さんに対する責任」という意味での差は全くありません。近年、色々な整体院のHPで「当院の整体は医療ではありません 云々」いう文句を見かけますが、これは全くの欺瞞で責任逃れのコメントです。整体とは人さまの身体を触らせていただく行為ですから、万が一ミスがあると身体的被害が生じます。完全に医療に含まれます(正確には代替医療)。その責任を感じて勉強して頂きたいと思います。

健康保険は効くの?

整体は健康保険がききません。健康保険がきくのは「医師による治療の大半」と「接骨院での脱臼・捻挫治療」だけです。よく勘違いされていることですが、本来接骨院(整骨院)では「肩こり・腰痛」などに保険はききません。また鍼灸やマッサージも原則として保険はききません。

協会について教えてください?

卒業生が主催する団体として「JHSC整体師協会」があります。卒業生は同協会に入会できます。同協会ではテクニックセミナー、学術セミナー、治験例発表-検討会、経営マーケティングセミナー・勉強会、イベント企画、コラム作成、協会誌の発行、親睦会主催・・・と様々な活動をしています。

もうかるの?

国民の平均年収を優に上回る整体院も少なくありませんが、そこまで達するには最低でも2-3年の時間は必要だと思います。当然本人の経営努力によっても差が出ると思いますが・・・
 一部では「1年で平均年収一千万円以上達成・・・」と記述している整体学校もありますが、現実には極めて難しいと思います。JHSCの卒業生の特徴は「もうかる」よりも「安定堅実」の整体院が多いと思います。

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