大阪の総合整体学校【ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院】

学院長あいさつ

「医学は本当は面白い」

平成5年に旧称「日本整体心理学研究所」として発足し、その後「ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院(JHSC)」と改称して早や21年が経とうとしています。

その間、数多くの実力ある整体師を輩出し、彼ら卒業生の整体医療を通して社会貢献する事が出来たのも、多くの方々のご支援とご協力によるものと思います。改めて感謝したいと思います。

ところで我がJHSCの第一の特徴として「基礎医学教育の充実」がありますが、なぜこの様な理念に至ったか、その整体学校創立の動機について少し触れさせて頂き、私のあいさつに代えさせて頂きたいと思います。

32年前に私が卒業した整体学校ではほとんど実技指導ばかりで、解剖学・病理学などの基礎医学は全くと言っていいほど教えていませんでした。その当時はそれが当たり前だったようです。

「こんなものでいいのかな?」と思いつつの開業後、ひどい腰痛や生理痛の患者さんを目の前にした時、その患者さんにどのテクニックを施術してよいのか全く分からない、患者さんの事が全く見えない自分がそこにいました。今思えばそれは当然でした。

よく「整体は三塁ベース」と言われるように、整体院には保険治療(一塁ベース)やマッサージなど(二塁ベース)、一通りの治療では改善しない難治性の患者さんが多数来院されるので、基礎医学できっちりと診察しないと、患者さんを救える最高の整体医療を施す事が不可能だったからです。

そんな悪戦苦闘の日々の中で自分なりの整体医療に対する解答が「自分の基礎医学の無さ」と「基礎医学を徹底的に身に付ける」でした。

それからありとあらゆる基礎医学との戦いが始まり、ようやく少しは自信を持って整体医療を患者さんに出来るようになったと感じた時、同時に「この整体医学は世の中に広めるべきだ、整体学校を創ろう」と決心し、上記で申し上げた様に「日本整体心理学研究所」を創立し、各地で我が校の卒業生が地域医療に貢献させて頂ける様になった次第です。

ところがこの十数年、特にリーマンショック以降の整体師教育の現場では不景気の影響からか大変な簡素化が進み、骨・筋肉の名称もロクに教育せず、唯適当にマッサージするテクニックだけを教えて「整体師」と名乗らせている機関が数多く目立ってきております。

結果として医療事故も多発し、昨年・今年と2年連続して消費者庁から教育指導の改善を業界に求める記者会見も報道される始末です。

このままでは極めて有効な整体医療が廃れていくばかりです。

私たちJHSCは整体医学 – 医療を通して大きな社会貢献を出来る素地を有しています。

これを皆様のような手技医療に興味を有する勇気ある方々に伝えていく事が、そしてその卒業生たちが地域社会に対して社会貢献していく事が、私たちJHSCの役目だと自負しております。

従って我が校のカリキュラムは極めて厳しい教育内容になっています。実際、留年者も時折出ております。私たちはこの整体医学-教育に対する厳しさを今後も緩める気持ちはありません。

少々「硬派」ではありますが、これが我がJHSCの伝統です。

唯一つだけ付け加えたい点は、「整体医学 – 医療は大変面白く、まだまだ開発する余地を十二分に有するフロンティアである」と言うことです。

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確かに治療不可能な疾患も多々あります。
これらもしっかり勉強して頂きます。

しかし
「基礎医学を活用することで
 思いもよらない疾患や症状が整体医療出来る!」
「医学は本当は面白い!」

この感覚を実感して頂く事こそが、
我がJHSCの整体医学教育です。

ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院 吉原 滋宏

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