整体心理学の症例(1) 実家の母親の原因不明の腰痛
(心理カウンセリング編) |
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顔なじみの患者Aさんから、ある日相談を受けました。 |
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Aさんの実家(列車で4時間くらいかかる)の実母(80才/長男と嫁の3人暮らし)が原因不明の腰痛で寝込んでいました。整形外科や接骨院、鍼灸などの治療をしても回復しません。レントゲンを撮っても特に異常は見当たりません。
実母はAさんに毎日のように電話し、腰痛の苦痛を訴えます。それに対してAさんは電話ではげましたり、時間が出来た時には実家に帰ったりしていたそうです。それどもなかなか回復しないので、私のほうに相談されたのです。
けれども4時間もかかる実家に往診も無理だし、私の治療院まで連れてくることも無理があります。正直「どうしようかな?」と思いましたが、以上のようなお話だけは伺いました。
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そこで私はAさんにある提案=アドバイスをしました。するとAさんの実母は1週間後には腰痛が改善し、老人用の手押し車は必要でしたが一人で歩けるようになったのです。 |
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Q 果たして何を提案したのでしょうか?
A それは「今度お母さんから電話がかかってきた時に、最後に次のようにおっしゃって下さい、
”お母さん、次は○月×日に実家に帰るからね”」という提案でした。
解 説
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勘の良い方はもうお分かりでしょう。長男や長男の嫁と同居しているにもかかわらず毎日遠く離れた娘に自分の腰痛を訴える、これは・・・ |
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長男夫婦とコミニケーションが上手くいっていないと診るべきでしょう。だからこそ娘に切々と訴えているのでしょう。 |
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これが見る・観る・診る です。
何気なく患者さんのお話を聞くだけでは医療・整体業はできません。
患者を診察するとき は、細心の注意をもって見る・観る・診る です。
何気ないお話の中に必ず診察・治療のヒントが隠されています。
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これで患者さんの腰痛原因がおぼろげながらみえて来ました。次にすることはどのように対処するかです。 |
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そこで、何時娘が実家に帰ってくれるのか不明で不安な心理状況を精神的に安定する状況に変えることを考えました。それが「次は○月×日に実家に帰るからね、待っててね」という提案でした。 |
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こうする事で娘の帰省が
「帰省は何時なんだろう〜」という不安定なものから、
「○月×日まで後△日だ!! 楽しみだな。」という安定したもの、希望のあるものに心理状態を変化させたのです。 |
脳と肉体が神経やホルモンで密接な関連しあっている「人」では、
心理面が原因してこの 様な肉体的主訴が現れる・・・
これは精神医学的常識です。
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このような臨床例は無数にあり、これらの事から「整体心理学」が研究され、生み出されていったのです。 |
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「体を整え、心を理す、これ健康の秘訣なり・・・」 |
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| これが整体業界に入って28年の経験と勉強から導き出した一つの結論です。 |
このAさんの症例ではもう一つ付け加える事大切な事があります。
それはJHSCに入学してからの講義(総合応用治療学)で詳細に検討します。
ただヒントを少しだけお教えしますと、長男の嫁とAさん(嫁、姑関係)との関係改善です。
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